営業時間 午前10時 〜 午後10時
休館日 毎月第1水曜日(1月と5月は第2水曜日)
ドイツで温泉治療学を研究した松尾武幸博士により「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬」と称される、長湯温泉の湯。薬と喩えられるほどに、炭酸泉の高い効能が謳われており、古くから湯治が盛んな地域でした。
長湯温泉の湯は「炭酸泉」と「炭酸水素塩泉」があります。温泉1ℓ中に1000mg以上の炭酸ガスが溶け込んでいるものを「炭酸泉」といい、1000mg未満を「炭酸水素塩泉」といいます。当館はこの2種類の源泉を有しており、外湯と内湯でお楽しみいただけます。
炭酸ガスが含まれた湯は心臓病に効果があるとされているのですが、それは入浴することにより、体内に炭酸ガスが吸収され、それが全身の血管を拡張して血流を促進するためです。血流が促進されることで、血圧が下がり、それによって心臓の負担が減少することで、心臓の働きが改善されると言われています。
また、炭酸イオンの働きによって、皮膚の炎症を抑えたり、関節リウマチ、坐骨神経痛のような痛みや運動障害を伴う疾患などにも効果があります。長湯温泉は、重炭酸イオンとカルシウム、マグネシウムを多量に含み、その上に鉄分も含有していますので、アレルギー性疾患や慢性の皮膚炎、ジンマシンの改善にも効果が期待できます。
体の不調に悩んだら、『ラムネ温泉館』で湯治をお試しください。
『ラムネ温泉館』では温度が異なる2種類の湯をお楽しみいただけます。どちらの湯も炭酸ガスを含んでいますが、しゅわしゅわと溢れでる銀色の泡を体感していただけるのは、外湯の「ラムネ温泉」です。「ラムネ温泉」は32度と低い温度となっています。そのため冬場には少し寒く感じますが、長くゆっくり浸かっていただくと、身体の芯からポカポカと温まり、炭酸泉が持つ高い温浴効果を実感していただけます。
【外湯】ラムネ温泉(炭酸泉)
【泉温】 32度
【遊離炭酸】 1400ppm
【適応症】高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、冷え性、疲労回復等
【内湯】にごり湯(炭酸水素塩泉)
【泉温】 42度
【遊離炭酸】 911ppm
【適応症】きりきず、やけど、関節痛、神経痛、運動麻痺、健康増進等
ヨーロッパでは古くから、温泉療養の一つとして飲泉(温泉を飲むこと)が行われてきました。特にドイツでは「飲泉は野菜を食べるのと同じである」と言われおり、その効果の高さが認められています。同様に長湯温泉でも、温泉を飲むという行為は古くから行われていました。
当館にも中庭に炭酸泉を飲むことができる飲泉所を設置しています。炭酸ガスは胃腸の働きを活発にし、水分の吸収を良くしますので、飲泉により胃腸病・肝臓病・便秘などへの効果が期待できるとともに、利尿効果により痛風・尿管結石・膀胱炎・糖尿病・慢性胃腸炎にも効果があると言われています。ただし、あまり飲みすぎるとお腹を下すことがありますので、1回100~200cc、1日200~1000ccが適量です。
飲泉は源泉のすぐそばで、鮮度の高い温泉を飲むことがもっとも理想的です。長湯温泉はその豊富なミネラルによって、鮮度を長く保つことが難しく、源泉を汲んで帰ることを当館では禁止しております。そこで「飲泉を毎日の習慣にできるように」と生み出されたのが「長湯温泉水マグナ1800」。長湯温泉の恵みをご自宅へお持ち帰りください。(館内で販売しております)
http://mgna.jp/