ラムネ温泉
〒878-0402
大分県竹田市直入町大字長湯7676-2 [Map]

OPEN / 10:00 - 22:00
CLOSE / 毎月第1水曜日(※1月と5月は第2水曜日)

E-mail / lamune_o@elf.coara.or.jp

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藤森先生について

建築家・藤森照信

絵本の中のような
藤森建築の世界観に浸る

「う~む…。
焼き杉と漆喰、そして屋根には手捻りの銅版が張られ、頂上には日本の祝いの象徴、冬雪に耐えるはずの骨太の松の木がそびえるのであります。」

『ラムネ温泉館』の建築を手掛けていただいたのは、東京大学名誉教授で、自然との調和を意識した独創的な建物設計を行うことで知られる建築家・建築史家の藤森照信先生です。
藤森先生の作品といえば、焼き杉と銅板、そして茶室。『ラムネ温泉館』では、これら藤森建築ならではのデザインが全て融合されています。
外壁には杉板の表面を一枚一枚焼くことで耐久性を高める、伝統的技法の焼き杉と漆喰を採用。黒と白のストライプ柄が印象的な外観に仕上がりました。屋根には先生が自然素材との相性が良いと考えている銅板を取り入れ、手で凹凸をつけることで、昔ながらの茅葺き屋根を表現しています。
また漆喰で作られた洞窟のような雰囲気が漂う大浴場の入り口は、斬新な茶室の建築でもお馴染みの藤森先生らしく、にじり口を意識したデザインとなっているのです。
随所にちりばめられたユーモアある藤森建築の世界をご堪能ください。

ラムネ温泉の全景

ラムネ温泉館に宿る
藤森建築の哲学

「屋根には、自然環境と建築の対立的関係を調停する力があります。工業製品の中で一番、自然環境に合うものを探して見つけたのが銅板でした。銅板は手で曲げることができる、風化しても美しい、のふたつの性格から自然素材に近いのです。「焼き杉」は杉の表面を炭化させることで腐食を防ぐ工法です。間を開けて「漆喰」を塗ることで横の歪みが吸収され、白黒のコントラストで雨の日も沈まない印象になっています。古来アジアで植物の代表とされていた松は、厳しい環境に強いし生命現象や長寿のシンボルとされ大切に扱われてきました。そのことから屋根には“ラムネ温泉が長く栄えるように”と祈りを込めて、塔のてっぺんに松を植えました。」

藤森照信(ふじもり てるのぶ)
東北大学工学部卒業後、東京大学大学院にて近代建築、都市計画史を専攻。全国各地で近代建築の調査・研究にあたる一方、赤瀬川原平氏らと「東京建築探偵団・路上観察学会」を結成。建築作品として「神長官守矢史料館」「タンポポ・ハウス」「ニラ・ハウス」「一本松ハウス」などがある。日本都市計画学会賞、日本文化デザイン賞、日本芸術大賞、日本建築学会賞受賞他。

藤森照信

長湯と文人たちの交流を紹介
“有由有縁”を伝える美術館

長湯温泉には世界に誇る炭酸泉を求めて、昔から多くの文化人が訪れていました。名だたる先生たちは長湯温泉の歌を詠み、そして、美しい山々が広がる竹田の風景を描き残していたのです。
『ラムネ温泉館』の待合室2階にある美術館では、長湯温泉との縁が深い文人たちの作品を展示しています。
久住の山を愛し、美しい風景画を描いた高田力蔵画伯をはじめ、高田画伯の友人で、画伯に招かれて竹田を訪れた文豪、川端康成の書、川端康成と親交が深かった洋画家・古賀春江の作品、豊後大野市出身で、東洋のロダンと称される彫刻家・朝倉文夫の貴重な作品などが揃った見応えのある空間となっています。 先生たちが長湯温泉を訪れた当時の手紙や写真も展示されていますので、竹田との縁を感じながら、作品鑑賞をお楽しみください。
美術館は、当温泉ご利用のお客様は無料でご入場いただけます。
また美術館では不定期に企画展も開催しております。企画展の開催日時や内容は当館のホームページやSNSなどでご案内いたします。

美術館